きみの背中に
逢坂桜


走る子の背中に笑ってふと真顔 きっと見ていたわたしの両親おや


育ててもらう子供の頃は、親に不満を持つこともあった。

いま、自分の子供を育てながら、思い出す。
そこそこの運動神経を誇る両親から、運動オンチな娘が生まれた。
いくら記憶をさかのぼっても、両親に否定されたり、
前を向けない悲しい気持ちになったことは、なかった。

今度は子供を育てる側になり、親への感謝を抱くことに、感謝している。



短歌 きみの背中に Copyright 逢坂桜 2011-08-29 08:43:08
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