夏夜
Izm


浅い呼吸を繰り返して。


生きるのが下手だって。
そんなのはわかってるつもり。


どこかで苦しんでる人がいるって?
そんなのはわかってるんだ。
わかってるんだってば・・・。


頭で、
体で、
ここに生きてるんだって。

そこで生きてるんだって。


「戻りたいよ」
「もう・・・」

「進みたいよ」

「・・・僕も。」


「      」



わかってる。


その音が苦痛だってこと、
絶望の色は黒じゃないんだってこと、


「いつも心の中に君がいる
だから僕は生きてける」


って、前向きな言葉が
こんなにも愛おしく思えたこと。

それが怖いことも、


全部ぜんぶ


心に染み込んで
生きていけたらいいと思うんだ よ。
思うんだ って。

ね。


自由詩 夏夜 Copyright Izm 2011-08-23 23:41:16
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