違う場所
はるな
じりじりと焼く鯵の身の焦げ方にわたしの罪をひっそり重ねる
降り出して濡れゆくまちで動けずに 空があまりに重たくあるので
なにもかも違う ここではなにもかも違う あなたが過す場所とは違う
あまりにも遠くまで来てしまった 潮風の優しさにも暮れる
どこまでも続いているよと言うけれど あの街にはね海はないのよ
短歌
違う場所
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はるな
2011-08-23 18:57:07
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ちりぬるを