アサカナ
ぶるーびっと

朝 目覚めると


僕の目の前では
1匹の魚が泳いでいた
空中を

魚です
僕は魚には詳しくないのでよくは分からないけど
おそらくカツオっぽいような気がする
マグロではなさそうだ

まぁ魚の種類なんてどうでもいいんですが
浮かんでいるわけですよ
って眺めてたら
目覚ましがジリリリリリーンって

うわ びっくりした
ってあわてて止めて魚の方見たら
なーんにも反応してないでやんの
つまんないやつ

ま とりあえずですね
浮かんでいるわけですよ
ひっ捕まえて
もしかして中に何か入ってないかなーって思って
とりあえず魚の口を開けて中を覗き込んでみたんですよ

そこには青い空が
澄み渡っていて
あー この魚が浮かんでいるわけが
分かったような分かんないような
ま いいや

そうだ 今日は休みの日だった
もう一回寝ようっと
ってありゃ枕が無いですねー
どこ行った?

しょうがないからこの魚を枕代わりにしようっと
と 魚を布団の上に寝かせて
僕もその上に頭をおいた
ちょっと生臭い気もしたが
ま 悪くない寝心地だ

とりあえず
寝ながらこの魚に名前をつけてやろう
夢の中で考えて
起きたら命名式だ

と いう訳でおやすみなさい


自由詩 アサカナ Copyright ぶるーびっと 2011-08-16 02:28:51
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