つたえて
唐草フウ
夜の湿り気が
ぬぐいきれずに
わたしのゆりかご
あなたはそっと
うしろむきで
雨を吸った
風が吹いて
胸に空洞
わたしができることは
ただ、毎日をすごすことだけ?
☆もし流星が 鼓動のように
しゅわしゅわラムネのようにはじけて消えるなら
あなたのねがいが
わたしのねがいと
つたえて
哀しくない、夏のうた
けらけら笑える ひまわりになりたい
いつまでも きみのそばにいるからね
本当だよ
のどが乾いたら いっしょに潤おせるように
―もしこの線が つないでくれるなら
ゆっくりなスピードで ゆりかごをゆらし
添い寝をするわと
粉砂糖の軽さでそっと
つたえて