めんどうくさい女
はだいろ

仕事帰りに、
お茶の水に寄り、回転寿司を食べて、
ディスクユニオンで、
今日もすごく嫌な思いをしたから、
レコードを1枚だけ、買おうと、
あれこれ見ていたら、
彼女から、電話が来たので、
店の外に出て、
「何よ?」と言ったら、
言い方がひどいだのなんだの、
言われて、切られた。
仕方がないので、
レコードをあきらめて、
家に帰ってから、
電話して、
目が腫れただのなんだのという話を聞いてあげて、
土曜日は、
ぼくは、どうしても、
創作に打ち込みたい気持ちがあったから、
寄席に行くから会えないっていうちょっと、
無理めな嘘をついたら、
どうして前もって言ってくれないの、とか、
文句を言われても、
ぼくは、
怒らず、
わかった、次から、言うから、
また、電話するからね、
となだめて、
よほど、その後、ということは、今もそうだけど、
腹いせに、
デリの女の子を呼んでやろうかと思った、
でも、
だって、
もとから、
ぼくは、こうゆう人だったのだから、
それを、
自分中心だとか言われても、
よほど、
終わらせてしまおうかと思ったが、
相変わらず、がまんしてみた。


このところ、
子供の歌声が、
こころに染みて、
innocence&despairや、
the strawberry point 4th grade classの、
CDをずっと聴いている。
彼女は、子供が嫌いらしく、
お店で子供がうるさかったりすると、
すぐに、
機嫌が悪くなる。
ぼくは、どうしていいか、わからない。







自由詩 めんどうくさい女 Copyright はだいろ 2011-08-11 22:12:38
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