詩で遊ぶ
はなもとあお

いろいろなことがあって、一度死んだような気持ちになったりしていたのだけれど、ようやく墜落するような気持ちの落ちも一段落ついてきた昨今。ずいぶんいろんな意味で空っぽになってしまった。空っぽには、何か詰めるとよさそうなのだが、それがなかなか何も受け付ける気持ちにならないところが少し病気なところ。でも、せっかく副作用の危険性ごと薬に頼った毎日を送っているのだから、そうして『空っぽ』の状態で少しずつ、働くことだけが上手くまだ毎日に組み込めないのだが、家で薬を飲んで子ども達と過ごす毎日に落ち着きが少し戻ってきた今、出来ることは何かな?と思ったところ、空っぽの私に手近に残っていたのは学術的にどうのとかは決して言えないけど(なんせ空っぽなんで)そばに残っていたのは、詩だった。

過去がひとつながりのわたしだとするなら、というか、みんな続きからしか始めさせてはもらえないのだから、続きから始める、何かもまた詩とともに始めようかなあと、ふと、今日思って。どこからが続きだったかさえはっきり覚えていないのだけれど(過去の詩はすべて封印してあるのだ)なんとなく続きから始めてみようかなあと思う今日なのでした。で、何かっていうと、辞書詩。辞書の、あ、の最初から詩を書いていこうっていういつ終わるとも知れないひとり遊び詩。
また、再開してみようと思います。毎日って訳にはいかないかもしれないけど、できるだけ。

空っぽだから、言葉とかイメージさえあまりない状態だけど。それでもやっぱり。
はじめてみようかなあ、って思います。


続きを生きてみようと思います。
詩で、詩からはじめてみようと思います。



散文(批評随筆小説等) 詩で遊ぶ Copyright はなもとあお 2011-08-09 22:33:35
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