君は花火をみましたか
小鳥遊儚

君は花火をみましたか

背中にかくれてりんご飴

綿菓子クレープかき氷

金魚はうしろで掬えない


君がいて夏のよる

お祭りさわぎの胸のうち

花火がしずかに打ち上がる

ひゅるひゅるどおん
ひゅるひゅるどおん

君は花火をみましたか

わたしがみていた背中越し

お空の魔法が降り注ぐ

そのままなにも告げぬまま

君のうしろで帰りみち

魔法は解けずに胸に鳴ります


自由詩 君は花火をみましたか Copyright 小鳥遊儚 2011-08-04 15:57:53
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