調和の予定
yuugao

右のマスの滲み。
まさかと思っていたら
左マスにも滲みがあった。

利き腕に嘘をつくようなことは
右と左の両方が許さない。

主体と主題が、慰め合いながら
互いに肩を並べてしまった時から
右と左の間で、左右確認がはじまった。

だから利き腕とは
戦う相手を知らないという意味での戦友であり
良き理解者なのかもしれなかった。


自由詩 調和の予定 Copyright yuugao 2011-08-01 21:02:35
notebook Home