鬼ごっこ
ala
捕まえていて欲しいと
そう、言えたならどんなにか楽だろう
私は口を噤んで、顎を引き
目を閉じ、息を詰めるだけだった
そして、空想の中の熱い抱擁を受け
粟立つ腕を擦って
唇を舐めるのだ
『鬼さん此方、手のなる方へ』
さあ、早く私をみつけて
抑えきれない程のこの想いを
嗚呼、飲ミコンデオクレ…!!
自由詩
鬼ごっこ
Copyright
ala
2011-07-24 20:59:48