保護色
中川達矢

信じられない
から
始まるモノ語り

名作とか偉大とかが
どうにも理解できずに
誰にもならいたくない

イマ
ココ

ココロを
拾う自分は
内側へとすすんでいく
かろうじて青ければ
じきに見えなくなるだろう

とけこむことで
視線を感じなくなり
情を失った

世界は
青の濃紺で
構成されているとは


自由詩 保護色 Copyright 中川達矢 2011-07-18 21:14:19
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