しはいしゃ
中川達矢

ひとがそうぞうした
ロボットは
出入りぐちに立って
かんしをしている
ぷろぐらむどおりに
しはいした気になって
飼い犬には手をかまれるから
とおせんぼされて右往左往
そのようすは
かんしされている
ひとがしはいしたものが
ひとをしはいして
かつてのしごとをうばっていく
こうりつ主義のもとで
はたして
ひとののうりょくに
味があるのか
くびわをつけていなければ
どこに行くかわからないけど
ひとのくびをみてほしい
行き場はない
いつか
かたをならべてみたいものだ


自由詩 しはいしゃ Copyright 中川達矢 2011-07-01 23:20:08
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