万年筆 あるいは かさなる造花
甲斐マイク
だれよりも先に
世界がなくなって
ジミイチュウのバッグから
あたしのみじかい想い出があふれて
あたしの部屋を飾る一輪の花にもそのインクがにじんで、
あの様に
赤いのだらうか
自由詩
万年筆 あるいは かさなる造花
Copyright
甲斐マイク
2011-06-30 13:11:39