無題2
吉澤 未来

苔と藻にふせたノートに
体のアンバランスをもたれかけ
心にとどめた亡骸をみた

そういうように人はできてる

星の運行
天の活況

綿毛がダンス

うつつをぬかし

すべての憐れみ
受け入れた朝に

冒涜を信仰
瞬間の移動
そして
天からの再来

僕はこうして
手紙にとどめ
指先で空から降ってきた言葉たちを
つまんで 並べる
今日この頃


自由詩 無題2 Copyright 吉澤 未来 2011-06-27 21:11:43
notebook Home