やもり
こむ

布団を上げると 
やもりが一匹 
ぺったんこになってました
どこも腐ってなくて 
見事に水気が無くなって
臭いもありません

ミイラという言葉より
押し花という言葉が
頭に浮かびました

最も うつくしい
死に方なのかもしれない
などと 思いました

殺したのは 
どうも 私のようですが


自由詩 やもり Copyright こむ 2004-11-13 01:14:01
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