ブロンドの女の子と二人で
番田
一人でうつむくことはやめにした、
私は駅前で缶コーヒーを買った。
憂鬱は過ぎ去ったものだと信じている。
それは、遠い街角
一人で手に入れたもの、
知らない女の子の手の類、
知っている女の子の微笑みの類。
そしていつもの幸せが転がっていた。
僕はふさぎ込んでいた、
それはなぜかな、
君からの手紙を読み返した。
窓の外に広がるニューイングランドの夕暮れ。
君は鳥と遊んでいたね、
緑の草の向こうに揺れる髪、
それは僕にとってのありふれた幸せだった。
自由詩
ブロンドの女の子と二人で
Copyright
番田
2011-06-22 02:11:44
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