はじまりの日
朧月

はじまりの曜日に
いろいろなはじまりがあり
それに疲れたあなたと
お茶を飲むそんな夜

言葉がなにも
生まないことに憂いたあなたは
お茶に浮かべる
昨日からの想い

知らぬ顔で飲みましょう
明日へ旅立つために
少し苦い味がしても
さらりとした顔で

どこまでも
ゆけるところまで
進んでゆくのです
あなたがいなくなっても

どこまでも
生まれた場所までは
ヒトはたどりつけるのです
歩いている限り



自由詩 はじまりの日 Copyright 朧月 2011-06-20 23:29:34
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