曇り日の朝
草野春心



  世界があまりに苦すぎるので
  曇り日の朝
  空を飛んでいた
  歌を
  菜箸で奪った
  噛みしめたそれは
  土塊つちくれの味がした




自由詩 曇り日の朝 Copyright 草野春心 2011-06-19 18:13:51
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