コンバ・ドゥ・レーヌ
TAT
砂塵が舞う
観客席の恋人に一瞬視線を送る
主に『俺は今日もやるぜ。見てろ』的な意味合いで
それはほんの一瞬だったがもう遅かった
魚雷みたいな稲妻が
どーん!!!!って突き抜けて
気付けば俺は腰を抜いて負傷していた
砂塵にまみれて手首の血を舐めて
向こう岸にはザリザリと
後ろ足でリズム刻む女
俺は
ぎらぎらの目で
『分かってるって、、。妬くなって、、、』と呟いた
自由詩
コンバ・ドゥ・レーヌ
Copyright
TAT
2011-06-19 02:24:03
縦