朝が来ないのなら
花形新次

朝が来ないのなら
僕はいつまでも
ぼんやりと
東の空を眺めている

朝が来ないのなら
一杯のコーヒーは
きみの前で
もう一杯のコーヒーは
向かい側で
ただ冷えるのを
じっと待っている

朝が来ないのなら
もう一度だけ
きみのおはようを
聞くために
気合いを入れて
僕がきみを照らそう
(無理かもしれないけどね)

もし朝が来ないのなら・・・

もし僕に朝が来ないのなら


自由詩 朝が来ないのなら Copyright 花形新次 2011-06-14 19:06:29
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