悪魔召還の儀式
北大路京介
悪魔を呼び出すことにした中学生のメグミとマサエ
メ「 こうやって、魔方陣を描いてっと 」
マ「 ホントに良いの? 悪魔なんて呼び出しちゃって 」
メ「 大丈夫、だいじょーぶ 」
メグミが呪文を唱えると 魔方陣から青白い煙があがり 何者かが現れた
マ「 なんかフツーのオジサン出てきたよ 」
メ「 あれー?? おかしいなぁ 呪文唱え間違ったかなぁ? 」
メグミが再び呪文を唱えると 魔方陣から青白い煙があがった
中年男性の隣に 中年女性が現れた
マ「 こんどは、オバサンが出てきたけど? 」
メ「 ん〜 ちょっと発音が悪かったかなぁ? 」
メグミが改めて呪文を唱えると 魔方陣が紅く光った
モクモクと煙が広がった
メ「 やった! 成功したっぽい! 」
中年男女の背後に 悪魔が現れた
悪『 わたしを呼び出したのは、おまえか? 』
メ「 はい。 私です。 」
マ「 うわっ 本物?! すごいすごい! 」
悪『 おまえたち2人の魂と引き換えに願いを叶えてやろう 』
メ「 魂なら、そこにいる オジサンとオバサンのをお願いします。 」
マ「 えっ いいの?! そんな見ず知らずの人を生贄にしちゃっても? 」
悪『 よかろう。 』
中年男女は、真っ黒な煙に包まれて消え去った
悪『 願いを叶えてやろう! 』
メ「 えっと この問題が分からないんですけど! 」
マ「 明日、数学テストなんです! 解けないと困るんです! 」
悪『 そこは、カッコ1の式を カッコ2のyに代入して・・・ 』