僕は空を歩く
夜雨
5月の朝
空に光は形を成し
僕は空を歩く
足跡は新緑の木々に
萌え初めた木の葉に
閉ざされた瞼のような、そのそよぎに
色を変え、心を留め
未来を孕まず
輝く朝の
今を握りしめたまま
5月の朝
僕は空を歩く
閉ざされた瞼の見つめただろう
光の道の拓かれるために
自由詩
僕は空を歩く
Copyright
夜雨
2011-06-03 09:16:33