海
りり
言葉が
紡ぎだせない夜は
海に抱かれ
眠ろう
想いが
定まらない夜は
漆黒の闇におぼれ
ただただ漂おう
絞り出す必要はない
定める必要もない
美しく輝く星空を映す
深き漆黒の海の
緩やかな波の揺り籠で
静かに瞳を閉じよう
漣の子守歌に
音を託そう
そしてただ明日を
抱いて眠ろう
自由詩
海
Copyright
りり
2011-05-29 02:37:56