比叡山焼き討ち
小川 葉

 
 
ひえいざんで
やかれたこどもも
いたのだろう

ゆうふくすぎるということは
まずしすぎると
おなじくらいつみなのだ

おかねはひとが
いきるためのどうぐ

そのちからを
ひつよういじょうにえたり
ためたりしたおやの

おさない
こどものめをみていたら
なみだがでていた

まだ
なにもしらないのだ
 
 


自由詩 比叡山焼き討ち Copyright 小川 葉 2011-05-22 04:14:39
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