君の中で眠りたい
朧月
君の胸のドアをこじあけ
わたしが眠るスペースをつくる
何度も何度もふみならして
あなたがなにもいわないうちに
丸くなって眠る
あなたの温もりと
私の体温がとけあって
ひとつになればいい
小さな私は
あなたの心の中に
いつまでもいたいよ
とんとんあなたが背をたたくから
きのうとその前とそのまた前の日が
胸の中でころころ ころころ転がる
自由詩
君の中で眠りたい
Copyright
朧月
2011-05-19 11:33:43
縦