僕のささやかな儀式
ジム・プリマス
身体の中の気の流れを
頭のてっぺんから放出する
身体にとりついている雑多な生き霊たちが
いたたまれすに身体から離れてゆく
このときに肩から背中にかけて
身体は痙攣する
しかし気分は悪くない
すっきりして意識は明瞭になる
皮膚感覚は鋭敏になる
意識が広がってゆくのが分かる
この時、眉間にオーラを感じる
煙草に火をつけて煙をすいこむ
ここまでが僕の簡単な儀式だ
それでも時々、身体は痙攣する
しつこい生き霊が離れていく
天恵を受け取る準備はすんだ
でも今日の僕の意識は
部屋の中一杯ぐらいにはに広がるけど
外の世界まで広がって
天球の波動を感じられるところまではいかない
ここで行き止まりだ
僕の感覚はこれ以上広がってはゆかない
月齢が高すぎる。新月まではまたなくては
外の世界では風が舞っている
でも今日は十分リラックスできた
よく眠れるだろう
球体の荒野を彷徨う夢でも見れたら
上出来なんだけど