立夏
Honesty


じわじわと
紫紺のまどろみを
勿体つけるように
愉しみながら

じりじりと
虹の軌道を
滑らかに
辿り続け

私はというと
ぴうぴうと
加速された
強風を心配しつつも

ゆらゆらと
マリーゴールドのような
茜色のやすらぎに
心焦がす


明日も平穏を祈りつつ




自由詩 立夏 Copyright Honesty 2011-05-08 13:50:40
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