めろんのかほり
もずず


シルクの手帳
めろんのかほり
明日のあしおと

目を閉じても
まだまだとほく

呂律のまわらぬ
舌の奥
無数の言葉は身を隠す

冷たい空気の中
蝉の鳴き声と戯れ
次を捜す

背中に夕陽が触れる刻
あの虹色の雲の直下で

落ち合いましょう




自由詩 めろんのかほり Copyright もずず 2011-05-07 19:53:01
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