僕の戦い
ジム・プリマス
不遠慮に繋がるシナプスが
六番目の感覚を取り戻そうとしている
天恵を得るために
そして悪意は背中を刺す
それはまるで
怜悧な刃物で身を裂かれるような
それはまるで
身体中の神経が外に剥き出しになったような
それはまるで
背中に焼け火箸を差し込まれるような
そんなイタミを内包している
悪意の存在を今更ながら思い知らされる
悪意の裏にある虚無の底知れぬ闇
僕が孤軍奮闘しているのは
そういったものの集合想念だ
戦いは続いている
僕は負ける訳にはいかないんだ
僕は虚無に心を
食い荒らされる訳にはいかないんだ
僕は僕の自由を捨てない
そのことだけはあきらめない
泥濘に足を取られたように
この戦いにのめり込んで
この戦いから解放されるのが
いつの日になるのか分からないけど
その日が来ないと僕は
本当の意味で再生することができない
頭上の天球と足元の地球が
一直線上に結ばれるとき
天恵はもたらされる
天恵の力を借りて
虚無の闇を金色の光で切り裂くんだ