宇宙飛行
やや

smell the sea
colour of the ground
which I've fallen


潮の音が君の波長と重なって
だから満ちては引いてたんだね


口付ける際に浮かぶものばかり
藻屑にならずに海を漂う


美しいものにばかり会いました
曲がった物差し 握った手のひら


あらゆる辞書を引いた後
目でしか言えない言葉を知る


I shouldと言いながら
線を跨ごうとした最後の夜、insane


私から決して口にしなかった
話題の理由を君は知り得ない


決して届くはずがないのは
距離のせいでも 思いのせいでも


live in a dream
認めたくなくて目を瞑る
写るはずの空想を待つ


だれひとり強い人などいなかった
青すぎる空をゆっくり仰ぐ


i miss u
still think about u
cry for the moon


宇宙飛行
ふわふわ漂いあちこちで
手探り手繰り寄せあった旅


短歌 宇宙飛行 Copyright やや 2011-04-30 17:46:30
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