刃
草野春心
見知らぬ誰かの刃を使って
見知らぬ誰かを傷つける
それは強さではない
邪悪とも言ってやれない
阿呆というのだ
自分自身の刃というものは
誰ひとり傷つけないものなのだ
ただ磨くためのものなのだ
自由詩
刃
Copyright
草野春心
2011-04-25 19:35:32
縦