絶望系星降る夜
大祐
夜空に答えを探すように彷徨い始めた今日
確かめられない視界に今を繋ぐような想い
現実を幻惑に変える月明かり
星達は嘆く 眠らせないように燃やしながら
一瞬の軌跡を感じて指でなぞる
瞳の中に反射する鏡 線を描き
硝子のような鋭さを見せる
絶望的な程に美しく 嘆かわしく 儚い
圧倒的の逆
息を殺す姿が滑稽です
逃げ出す夜空の道標
誰が奪うという
誰も知らない軌跡の欠片を 誰が壊すというのだろう
怯えている 覚えている 忘れていく
絶望の中で走る刹那な光
だからまだ眠れない
この想い馳せるまでは 眠らない