絶望系星降る夜
大祐


夜空に答えを探すように彷徨い始めた今日
確かめられない視界に今を繋ぐような想い
現実を幻惑に変える月明かり
星達は嘆く 眠らせないように燃やしながら

一瞬の軌跡を感じて指でなぞる
瞳の中に反射する鏡 線を描き
硝子のような鋭さを見せる
絶望的な程に美しく 嘆かわしく 儚い

圧倒的の逆
息を殺す姿が滑稽です
逃げ出す夜空の道標
誰が奪うという
誰も知らない軌跡の欠片を 誰が壊すというのだろう

怯えている 覚えている 忘れていく
絶望の中で走る刹那な光
だからまだ眠れない
この想い馳せるまでは 眠らない


自由詩 絶望系星降る夜 Copyright 大祐 2011-04-21 09:32:33
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