乾いた薔薇の住まうところ
瑠王
目に映る炎には
誰も自分では気づけないように
無意識の園に咲く薔薇の色を
想像することでしか描くことができなかった
もし誰かがその一本を取り
目の前に示してくれたのなら
私は人を愛することができたのだろうか
自由詩
乾いた薔薇の住まうところ
Copyright
瑠王
2011-04-20 02:41:54