春 みつめる
朧月

桜が咲いて欲しい
咲いてもかまわないよね
そんなことを考えてしまう

人はおろかなんて 今?
遅すぎる春に似てる

どこもかもが痛む季節には
心だけ解放する術はない

あなたのことを忘れたいと
目の前のものだけをつかまえる

揺れるブランコのよな
あたしのカラダを
春がみていた



自由詩 春 みつめる Copyright 朧月 2011-04-05 16:41:54
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