弔
大祐
強烈な痛みが指から腕へ
視界から赤い線が見え始める
飾られない苦痛
遠い久の形見が残される
貴様らが嘆く
あれよりはこれよりは
そんな言葉しか出せない
酷く刺さる優越が
貴様たちの悦なのだろう
今週に火曜日を無くしたように
来週は土曜日が消える
己を保つ手段
感じてみろ
今に無くす
この時を
誰かの為に忘れられのなら
俺はあいつを愛したりはしなかっただろう
殺したいほど恨まなかっただろう
自由詩
弔
Copyright
大祐
2011-04-02 20:35:48