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こよみだけの冷たい四月
人も出てこない月の無い夜
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塀に囲まれた空地から
何日ぶりかの猫の聲
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もう振り返りはしないけど
見捨てるつもりもさらさら無いんだ
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胸が痛まないわけじゃないけど
足を止めるわけでもない
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俺はたいせつな人に附いていくよ
きみも出てこいよ
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