春風
はるな
あいまいなかんじで立っていたらたおれた
しおれた花笑ってるばあいじゃなかった
あした会いにいくねって言ったのに行けなかった
あしたはあしたじゃなくなっちゃった
ぼくのことなら
忘れてもいいんだよ
忘れられたくなかったら
がんばってずっとそばにいるから
ぜったい死なないからって笑ったから
きみのことがすきだったの
死んじゃったらきらいだよ
でもたぶん誰もそんなにただしくないから
ぼくのことなら
忘れてもいいんだよ
ぼくもきみと離れたら
違うひととわらってる
あいまいなかんじで立ってたらたおれた
なんかちがう気がしてた
ぜったい死なないって言ったのに
かなしそうにわらってるから
正しくないのがわかったよ
あした会いに行くねって言ったのに忘れてた
頭のメモが飛んでった
ぼくはきみのこと忘れたくないんだけど
なんかちがう気がしてたんだ