どんなに遠くを見つめても
そこは一面のブルースカイ
「青」は
けしてきれいな色じゃない
少なくとも
けしてきれいなだけじゃない
無邪気に微笑んで
悲しみを忘れるために見上げた空
空っぽの心の中に
ブルー
気分を色にたとえれば
ちょっとブルーなんて言いたくなるとき
そこにきれいな青空があることが悲しい
灰色の雲に覆われて
どしゃぶりの雨の中でたたずんでも
水たまりに映るすべての景色はそうブルー
何かを混ぜた色
「純粋」は
けしてきれいなものじゃない
少なくとも
けしてきれいなだけじゃない
無邪気に誰かを傷つけながら
そのくせ自分の感情に押しつぶされそうな
重たい空 空 空
晴れわたる青の群の中にも孤独
「青」は
けしてきれいな色じゃない
少なくとも
けしてきれいなだけじゃない
「純粋」は
けして幸せなことじゃない
少なくとも
けして幸せなだけじゃない
晴れわたる青の群の中にブルー
自分だけがカナシイだなんて
思ってはいけない
ブルー 無邪気に微笑んで
どんなに遠くを見つめても
そこは一面の空
ただのブルー