草野春心



  朝が降り
  からからと
  ブリキのバケツを揺らすと



  ふいに
  言葉がかなしくなって
  ぼくはきみの舌に
  しずかに鋏をいれた



  泣かないで
  馬鹿みたいだよ



自由詩Copyright 草野春心 2011-03-21 00:35:52
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短詩集