空樹
小川 葉



はたちのころすっていた
くうきをおもいだした

そらやきのにおいがした
きみのにおいも

おいかけるために
ひつようだったのだ
すんだくうきを

おいこして
まっていても
にどともどらない



自由詩 空樹 Copyright 小川 葉 2011-03-09 00:33:19
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