独り言
hossy

絡みついた埃を払わなければ

たとえ
形を与える古びた木枠こそが
自己を飼いならし
自己を守る防波堤だったとしても

私はこの地平を走りゆく

衝動は抑えられず

声を発すると
ただ声帯の震えとして
はるかかなたへと飲み込まれていく

外に向かっていくのではない
内に向かい
超えようとしているのだ


自由詩 独り言 Copyright hossy 2011-03-08 20:15:53
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