subaru★

好きな色は?と問われたら

自分は尽かさず「白」と答えるだろう

縫ってくれよ!と言わんばかりの白いエプロン

勇者を乗せた白馬

私の体を守ってくれる白血球

時を感じさせない白夜

有害図書を食べてくれる白ヤギ

下手っぴな誤字を消してくれるホワイトペン

絞りたての白い牛乳

焚きたての白いごはん...

白には良いイメージしかない


今朝、東京も白いシーツを被る

滅多に見ない白の景色を

轍が増えるたびに愛おしく

足跡が残るたびに愛おしく

白が消えていくたびに愛おしく

そう思うたびに白い息が

また一つ点いては消えてく


自由詩Copyright subaru★ 2011-03-07 19:29:30
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