ホリデイ
ピッピ
なぜ飛ぶのなぜ生きてるのなぜ泳ぐのなぜ考えるのなぜ愛するの
寂しいと言って泣きたい寂しいと言って泣くから助けてほしい
コロッケの匂いわたしのふるさとの匂い都会にいるからわかる
恋人と同じ苗字で19年生きてきたから結婚しよう
休日の大きなあくびおはようと言うはずだった空におはよう
チョコレート噛むたび前世のそのまた前世の黄砂の道を思い出す
掌の機械の中で人達は11桁の数字に換わる
世界には僕しかいない それなのに赤信号を守ったりする
風向きが南に変わる嘘つきを見抜けられぬと神が笑った