さいしょでさいごの晩餐で
ゆうと
さいしょにたべたのだれ?
さいごにたべたのなに?
ぼくをぼくあつかいする、ひとびとはてなれてる。
すとろべりーはすきじゃないといったらおこられる。うそはよくないと。
だからぼくはおれんじをほおばった。かじゅうひゃくぱーせんと、ぱーふぇくと。
さて。ぼくをぼくだときめつけたひとびと、おれんじよりさきにすとろべりーをわたした。
ぼくがさいごにたべたのはすとろべりーだった。
そして、おれんじをさいしょにたべたあのひとは、ぼくに、こういった。
「きみはまちがっているね。」
ぼくはわらったふりをして、わからないでいるつもりだったけど、のどにつかえたすとろべりーが、まよなか、ぼくをころしにきたんだ。
くりかえすことば、
きみはまちがっているねきみはまちがっているねきみはまちがっているね、、、
ああそうか、おれんじをさきにたべていれば、こんなことにはならなかった。
あのひとの、いうことを、きいておけばよかった。
それはせいろんだったかもしれないけど、ぼくはぼくをえらんだ、えらびたかったから、ぼくはすとろべりーときょうはんしゃになったんだ。
まんげつのよる、ころしにいくつもりだったけど、そのころぼくはねむっていた。
とびちるあまつぶが、まどがらすをたたいて、ぼくはめざめて、このものがたりはおわるのだった。