茫春から
アラガイs


木枯らしには咳を切らすという
映写されない痺れる静脈
温もりきらない家(うち)にも春先の薄情な床頭
)また杉の粉舞い散る 。
穴患う虫
山麓を遠ざけて海に渡れば直(肌を蒸らすのは露の汗
///
/矢降り射す火の粉から
陰を探しまわる蟻たちと
‥臼蟻が燃えた
「東の空「天高く聳え立つ塔」とう
より見上げては
直に虚ろな枯れ葉を思い出す
(ひとり
傍目には辱めがまた恥ずかしく
・茫棒と・
茫楼に刻
(眞)
心身と動けないひとがいる
)わたしは本当につまらない
(人間です
から 。









自由詩 茫春から Copyright アラガイs 2011-02-28 14:38:15
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