幼い日に
橘祐介
黄色い帽子をかぶった女の子が
お母さんに手をひかれて
ちょこちょこ小走りに
横断歩道を渡っている
いくつまでお母さんの手を
握っていられるのだろう
無邪気な笑顔を見せて
くれるのはいつまでだろう
夕陽の坂道を
二人で手をつないで
登っていく
これからどんな
上り坂が笑顔の向こうに
待っているのだろう
自由詩
幼い日に
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橘祐介
2011-02-25 18:19:01
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