時のせいだとは
吉岡ペペロ
彼女は教授になりたくて
地方都市の大学の院に通っていた
そこで英米文学など学んでいた
いつも水いろワンピース
ほかにも付き合っている人がいた
彼女はたしかやっつ年上だった
あの日の彼女より十六も歳をとった
時がそうさせたのだろうか
思い出すこともなくなってしまった
時がそうさせたのだろうか
時のせいだとは思いたくはなかった
彼女は教授になりたくて
地方都市の大学の院に通っていた
そこで英米文学など学んでいた
いつも水いろワンピース
ほかにも付き合っている人がいた
彼女はたしかやっつ年上だった