悲しき仮名遣い
ネハン・フランク
風強く耳も遠く口開かぬ
目つむりけれど光近付き
すきまかぜひいて防ぐ物語り
戸は揺れにけれ我臥せにけり
誰が声に心揺れてふゆる夜
いともた易く色は変わらん
装飾られた髪に匂える君が事
煩き夜明けも其の残り香か
短歌
悲しき仮名遣い
Copyright
ネハン・フランク
2011-02-21 05:08:20