ふとん
番田 


私のいない日に 眠りに落ちていく
貝殻を 拾おうとする 浜辺で 白い貝殻を
見た 白い 珊瑚礁である 何かを
そこで 眠ろうとした 私は 見た
きっと かつての帰り道として 見た


流れの中で
夢を見たのだろう 私は
それは過去なのかもしれなかった
私なのかも知れなかった だけど
見えもしない 光を 見た



自由詩 ふとん Copyright 番田  2011-02-19 01:14:45
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