Gカップの女
はだいろ
風俗で遊ぶ、というと、
なんだか人聞きが悪いけれど、
ようは女遊びであり、
この不景気だから、
お金のために、
踏み込みやすくしているところがあるのだろう、
ふつう(っぽい)の女の子もほんとうに多い。
いろんな女の子と遊んでみてわかるのは、
自分の好みなんて、
自分で思っているほど、ぜんぜんわかっていないんだ、
ということである。
ぼくが、意外に、
こうゆうところを、気にするんだな、って、
気がついたところは、
<身長>
157cm〜167cm
くらいがよい。
それより低くても、高くても、好みから外れる。
<喫煙>
髪の毛がたばこ臭いと、テンションが下がる。
<体型>
固いでぶは問題外だが、ガリガリより、
やわらかめのやや太めが好み。
<おっぱい>
大きさは問わない。が、美醜の判断はする。
<顔>
きつね顔よりも、あきらかに、たぬき顔が好き。
<肌>
合う、合わない、というのは、確かにある。
手をつないでわかるときもあるが、
何より、キスすればすぐにわかる。
<声>
やや低めの落ち着いた声が好き。
<性格>
指示する女が嫌い。
素直な人が好き。
ぼくの好みなんて、
他人の夢のように、
どうでもよい話ではあるけれど、
またまた、ひどく仕事のイヤ度があがり、
呼んだみた女は、
要するに、
またまた、大ハズレだったわけである。
Gカップのゆるゆるのおっぱいも、
ただ引力の実在を確かめただけ。
今年は、当たりが出ない・・・
(ひとりだけ、お気に入りのあの子をのぞいて。)
雨がじゃーじゃー降っていて、
余った時間で、
深夜に夢のない夢の話を聞いてあげる。
舞台に立ちたいとか、
歌手になりたいとか・・・
普通の会社員をやりながら、とか・・・
ふつうの会社員なんて、いねーよ。
とは、言わなかった、
もう眠かったから。
日曜日は、職場の、
となりの席の派遣スタッフさんと、デートをする。
すべてが好みに当てはまっているわけではないその人と、
つくりかけの、
スカイツリーまで、
隅田川沿いを、歩くのである。